【こんな症例も治りますシリーズ 814】 『 セカンドオピニオン診療: 肝臓の数値上昇が治らない しかし、隠れていた病気が・・・ 』も適切な診断と治療でコントロールします

↑ 上の写真は、クッシング症候群のワンちゃんの腹部レントゲン像です。

■ 赤丸で囲われた部分が肝臓です。

■ この像は、肝臓が大きくなり、肝臓の周囲が円形化しています。

 

 

参照サイト:

https://00m.in/GmUEo

 

犬 ミニチュアダックス 14歳 メス(避妊手術済)

 

 

【 他院で肝臓の血液検査の値が高いと言われ、内服薬で治療を行っているが改善しないため 】来院されました。

 

 

 

◆◆ 飼い主様にお話をお伺いしたところ、水を飲む量が増えておしっこの量も多いとの事でした。

 

 

■ 全身の検査をすすめたところお腹のエコー検査で肝臓の構造が不整になっているだけでなく、左右の副腎が大きくなっていることがわかりました。

 

 

■ そこで多飲多尿の症状がみられることからクッシングを疑い、追加の精密検査のホルモン血液検査を行ったところ、クッシング症候群と診断出来ました。

 

 

 

 

 

◆◆ 犬のクッシング症候群の主な症状は「多飲多尿」、「左右対称性の脱毛」、「皮膚が薄くなる」、「石灰化」など多様な症状を示し、免疫力が低下するため感染症などになりやすくなります。

 

 

■ そこで今までの薬に加えて、副腎の機能を抑える薬を処方した所、多飲多尿の症状も落ち着き、その後の血液検査の値も良好にコントロールできています。

 

 

■ 今回は肝臓のセカンドオピニオン診療でしたが、問題志向型診療録(POMR)を使って全体を検査することで、正確な鑑別診断リスト(DDx)を作り出して、確定診断への確認検査を行い、隠れていた病気に気付くことが出来ます。

 

 

■ 気になる症状がありましたらご相談ください。

 

 

 

 

獣医師 長谷川英哲

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